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2009年ベスト・リイシュー15枚!

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

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bms012.jpgSTERN-1.jpgcdchd1204.gif

①BRENDA LEE – QUEEN OF ROCK’N’ROLL (Ace)
②DICKIE GOODMAN – THE KING OF NOVELTY: WORKS 1956-59 (Wisecrack)
③DON DRUMMOND – MEMORIAL ALBUM (Trojan)
④FREDDIE SLACK – MR.FREDDI’S BOOGI 1940-47 (GVC)
⑤LAMBERT, HENDRICKS & ROSS – IMPROVISATIONS FOR THE HUMAN VOICE (El Records)
⑥LES FRERES FERRET – BARO, SARANE, MATELO 1938-56 (Fremeaux FA-5247)
⑦LINDA HAYES – ATOMIC BABY (Shout)
⑧RUSS GARCIA – SOUNDS IN THE NIGHT (El Records)
⑨SUGAR PIE DESANTO – GO GO POWER: COMPLETE CHESS SINGLES (Kent)
⑩V.A. – BAD PENNY BLUES: JOE MEEK THE EARLY YEARS (GVC)
⑪V.A. – MOONAGE TIMEQUAKE (Righteous)
⑫V.A. – ROY MILTON’S MILTONE STORY (Acrobat)
⑬V.A. – THE SOUND OF WONDER (B-Music)
⑭V.A. – WHEN GIRLS GO IT (Broadside)
⑮V.A. – YOU HEARD IT HERE FIRST (Ace)

 2009年もあっという間の一年でした。昨年聴いたリイシュー盤のなかから、ベストを15枚選んでみました。まだまだ毎月買いたいCDがいっぱいありすぎて、お金が追いつかないのは辛くもあり、また有難いことでもあります。もう、完全にLPというものを買わなくなった。最後にLPを買ったのは6、7年前で、エリック・ダーリングのエレクトラ盤「ERIK DARLING」(ELEKTRA 154) 。大阪心斎橋のジャズボ・レコードだった。今後よほどのことがない限りLPを買うことはないだろう。アジアものは例外かもしれないけど。

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2009年の収穫!(廃盤CD) 其の二


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AL CASEY – Cookin’ (Sundazed SC-6115) ‘04
 アル・ケイシーといってもファッツ・ウォーラーのバック・ギタリストのほうじゃなくて、白人のR&Rギタリスト。デュアン・エディのデビューにも一役買ったといわれるアリゾナ州フェニックス出身のギタリストで、デュアン・エディの初期の録音でギターを弾いているという噂もある。65年にフェニックスからロスに移住後は、ジェリー・コールやトミー・テデスコとともに、もっとも出番の多いポップ系セッション・ギタリストであったといわれている。サンデイズドから2004年に発売されたこのCDは、2曲の未発表を除き、ドットとステイシーから発売されたシングル盤の音源を集めたもの。買おう買おうと思っているうちになぜか早々と廃盤となってしまったが、運良く入手することができた。録音時期は1956年から63年で、いかにもこの時代のインスト・コンボにありがちなチープなサックスとクールなオルガンをバックに、グルーヴ感満点の演奏を繰り広げてくれる。ちなみにオルガンもアル・ケイシー自らが弾いているそうだ。なお、ジャケにはスティール・ギターが写っているが、スティールは出て来ません。

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LAWRENCE LARRY LUCIE – This Is It .. The Innovator (Toy no#)
 ローレンス・ルシーは戦前ジャズのファンだったら名前を聞いたことあるだろう。ルシーが参加したジャズの戦前セッションを列挙してみると、ベニー・カーター(33年)、チョコレイト・ダンディーズ(33年)、ミルス・ブルー・リズム・バンド(34年)、ヘンリー・アレン(34~36年)、フレッチャー・ヘンダースン(34年、37年)、プットニー・ダンドリッジ(35年)、テディ・ウィルスン(35~36年)、チュ・ベリー(37年)、ピート・ジョンスン(39年)、ジェリー・ロール・モートン(39年)、コールマン・ホーキンス(40年)、ルイ・アームストロング(41~42年)・・・となる。夫人と思われるノラ・リー・キング・ルシーとのコンビで70年代にトイ・レーベルから何枚かのLPを出しており、このCDはおそらく70年代に録音されたLPの一枚をCD化したものと思われる。編成はギター、ベース、トランペット、ドラムス、サックスで、ベース(エレキ)は夫人が弾いている。1曲目と2曲目のトランペットの軽い演奏に少々ガックリきたりもするが、ひとたびギター・ソロになるとじつに巧みで、さすがとうならされる。3曲目の『Winnin’ Boy Blues』(Jelly Roll Morton作)あたりまではウォーミングアップって感じだが、アルバム後半になるにしたがって熱を帯び、ブルージーなおいしいフレーズの連続で手がつけられない状態となる。やはり年季が違います!これは中古盤を入手。

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2009年の収穫!(廃盤CD)

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ALAN PRICE SET – I Put A Spell On You: Decca/Deram Singles A’s and B’s (Connoisseur VSOPCD-316) ‘00
 アラン・プライスはご存知アニマルズのオリジナル・メンバーだったキーボード奏者。『朝日のあたる家』がヒットした直後にさっさとグループを脱退、アニマルズ初来日の際には日本に来なかった。グループ脱退後に結成したアラン・プライス・セットは、プライスのヴォーカルとオルガン&ピアノ、サックス2本、トランペット、ギター、ベース、ドラムスという編成。当時、ブラスを3本も入れたグループはまだ珍しかったと思う。アル・クーパーのBLOOD, SWEAT & TEARS のファースト「Child Is Father To The Man」でさえ発売が68年だ。
 このCDはアラン・プライス・セットの65年~70年のデッカ及びデラムのシングルを集めたもの。当時、日本でもシングルがキング・レコードから1枚か2枚発売された記憶があるが、ラジオで聴いた覚えはまったくない、というくらい日本では受けなかった。売れなかったから中古盤も見たことがない。67年に早くもランディー・ニューマンに注目、ニューマンの『サイモン・スミスと踊る熊』や『マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム』をカヴァーしたり、フォーク歌手アン・ブリッグスの『The Time Has Come』をカヴァーしたりと、選曲のセンスの良さが光っている。『アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー』あたりにアニマルズとの類似点が見られる以外、音楽性の違いを見せつけてくれる。やはり、アニマルズ脱退は自然な流れだったと見るべきだろう。ブルーアイド・ソウルからシンガー・ソングライター的な方向に脱皮しようとしていたのがよくわかる。スクリーミン・ジェイ・ホーキンスよりも、むしろニーナ・シモンに触発されたと思しき『アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー』がやはりいい。オルガンをフィーチャーしたインストの『Iechyd-Da』も最高にカッコいい!オルガン・ジャズとしてもかなりの水準いってると思う。たしかこの曲、日本でもシングルのB面に収録されてたんじゃなかったかな。『イッチダ』という意味不明の不思議なタイトルがやけに印象に残っている。夕焼け楽団もやっていたレッドベリーの『おれがカウボーイだった頃』、バカラックの『エニイ・デイ・ナウ』、もちろんランディ・ニューマンのカヴァーもいかしてる。ホーンズをバックに力強く唄われるアン・ブリッグスの『The Time Has Come』も感動的だ。この曲、ペンタングル(アルバム「Sweet Child」収録)もバード・ヤンシュ(アルバム「Bert & John」収録)もやっていた。
 このCD,とっくに廃盤で入手困難となっていたのに、運良く神戸のCDショップのセールで新品を見つけることができた。しかも、格安で!オー・ラッキー・マン!

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CHRIS MONTEZ – LET’S DANCE

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 何ヶ月も前からクリス・モンテスが聴きたくて聴きたくて、CDの棚を何度も探したが見つからない。10年以上前に買った独レパートワー盤がどこかにあるはずなのに出てこない。処分した覚えはないのに、いったい何処にいってしまったのやら。買ったCDは忘れないが、処分したかどうかは覚えてないことが多い。仕方がないから今度は英エイス盤を入手した。

 クリス・モンテスというとA&Mから出したヒット曲『愛の聖書』のイメージが強く、中性的でなよなよしたイメージで好きになれない人も多いだろう(わたしはゾクゾクするが…)。しかし、62年のヒット『Let’s Dance』をはじめとする初期音源のいくつかは、チープなオルガンをフィーチャーしたごきげんなチカノ・ロケン・ロールで、スペイン語で唄われているナンバーもある。このCDはモンテス初期のモノグラム・レーベル音源20曲を収録したもので、録音は1961年から64年。久々に聴く『Let’s Dance』は乗りのいいファルフィッサ・オルガンがなんともいい感じでやはりサイコー。じつはこの曲、2ヴァージョンあって、ファースト・ヴァージョンはジョエル・ヒルのギターをフィーチャーしてものだったが、発売されたのはおなじみのオルガンを前面に出したセカンド・ヴァージョンとのこと。『No! No! No!』なんて、イントロが『La Bamba』そっくりというか、パクリというか。

 これらの録音に参加しているのは、ジェシー・セイルズDRUMS、レイ・ジョンスンORGAN、ジョエル・ヒルGUITAR、レイ・ポールマンBASS といった面々。気になるのはジョエル・ヒル(ジョエル・スコット・ヒル)の存在だ。女性歌手とのデュオCHRIS & KATHY によるナンバーも4曲収められているほか、何曲かは後のA&M録音に通じる甘いポップ・ソングで、これも悪くない。『My Baby Loves To Dance』はビートルズ・カヴァーの『Twist & Shout』に影響されて作ったナンバーとのことで確かによく似ている。とにかく、オルガン多用のチカノ・ロケン・ロールはサイコー。初期のフレディ・フェンダーやサー・ダグラス・クインテットが好きな人だったらストライク・ゾーンど真ん中でしょう!

CHRIS MONTEZ – LET’S DANCE (Ace CDCHD-369) ’92

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CHARLIE CHRISTIAN, LES PAUL , BOB WILLS


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 2002年に発売されたチャーリー・クリスチャンのCD 「The Original Guitar Hero」 の国内盤を遅ればせながら入手した。その解説にレス・ポールがクリスチャンとの思い出にまつわる一文を寄せていて、1938年、ボブ・ウィルス&ヒズ・テキサス・プレイボーイズの演奏を聴きにタルサまで車を飛ばして行ったときのエピソードがとても興味深い。演奏会場は飛行機の格納庫のように巨大なホールで、テキサス・プレイボーイズの演奏に参加させてもらっていたら、ステージ下から見上げている黒人青年がいて、それがレコード・デビュー前のチャーリー・クリスチャンだった。そして、クリスチャンもテキサス・プレイボーイズに加わって一緒に演奏したという。カントリーにもウェスタン・スウィングにも興味がなければ聞き流してしまう話かもしれないが、わたしには大変ショッキングなエピソード。たった一夜のハプニングとはいえ、こんな夢のような話があったなんて。当時のテキサス・プレイボーイズのギタリスト、エルドン・シャンブリンは若い黒人ギタリストの演奏をどう思ったのだろうか。また、黒人のクリスチャンがボブ・ウィルスの演奏を聴きに来ていたというのも面白い。翌年、クリスチャンはジョン・ハモンドに見出されてベニー・グッドマンのバンドのメンバーとなるが、その後もレス・ポールとクリスチャンの付き合いは続いたそうだ。いや~なんともいい話です!レス・ポール、チャーリー・クリスチャン、ボブ・ウィルス、この3者がつながるなんて想像さえしたことがなかった。

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Songs The Holy Modal Rounders Taught Me


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 クランプスがカヴァーした曲のオリジナルを集めたコンピに「Songs The Cramps Taught Us」というのがあったが、わたしの場合さしずめ「Songs The Holy Modal Rounders Taught Me」ということになるだろうか。ホリー・モーダル・ラウンダーズから教えてもらった歌はじつに多い。Peter Stampfel のフィドル、バンジョー、ヴォーカル、それにSteve Weber のギターとヴォーカルというたった2人のグループだが、人を喰ったようなユーモラスな唄とシンプルな演奏で、同じオールド・タイミー音楽を取り上げても、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのように生真面目で学究肌にならないところがいい。プレスティッジから発売された彼らにファーストとセカンドはオールド・タイミーな歌の宝庫だ。

 ホリー・モーダルは2枚目のアルバム「The Holy Modal Rounders / 2」(Prestige PR7410) をまず最初に入手した。大阪は梅田の阪急東通商店街にあったレコード店「LPコーナー」で購入したことをはっきりと憶えている。なぜそのときこのアルバムを買ったのか記憶にないが、それ以前にファッグスの1枚目のアルバム「The Fugs First Album」は手に入れて聴いていた。そのメンバーのなかにホリー・モーダルのふたりが参加していたことで、興味を持ったのかもしれない。オールド・タイミーを取り上げるようなグループが、当時としては前衛ともいえたファッグスのようなバンドにも在籍していたのは興味深い。内に秘めたるラディカルな姿勢とでもいうか、きっとそんなところにも惹かれたんだろう。

 アルバム「The Holy Modal Rounders / 2」に収録されているのは次の13曲。
①Flop Eared Mule ②Black Eyed Susie ③Sail Away Ladies ④Clinch Mountain Backstep ⑤Fishing Blues ⑥Statesboro Blues ⑦Junko Partner ⑧Mole In The Ground ⑨Hot Corn, Cold Corn ⑩Down The Old Plank Road ⑪Chevrolet Six ⑫Crowley Waltz ⑬Bully Of The Town

 これらの曲のルーツ探しを意識してやったわけじゃないのに、昔に吹き込まれたヴァージョン(元ネタ?)とは、ブルースやオールド・タイミーを聴き込んでいくうちに、ごく自然にめぐりあえた。例えば『Flop Eared Mule』はグレイスン&ホイッター、『Fishing Blues』はヘンリー・トーマス、『Sail Away Ladies』と『Down The Old Plank Road』はアンクル・デイブ・メイコン、『Statesboro Blues』はブラインド・ウィリー・マクテル、『Mole In The Ground』はバスコム・ラマー・ランスフォード、『Chevrolet Six』はフランク・ハッチスン、そして『Junko Partner』はウィー・ウイリー・ウェインというふうに。フォークウェイズの有名なボックス・セット「Anthology Of American Folk Music」に収録されているものもあった。オールド・タイミー・ナンバーのなかに、ニューオーリンズの『Junko Partner』が入っているところがじつにユニークだ。思えばこのアルバムには随分と感化されたものだ。これ以外のホリー・モーダルのアルバム、例えばファーストやエレクトラ盤「Moray Eels Eat The Holy Modal Rounders」(アシッド・フォークの傑作!)も同様だ。

CD: HOLY MODAL ROUNDERS – 1 & 2 (Big Beat CDWIKD-176) ‘98

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FREDDIE SLACK – MR.FREDDIE’S BOOGIE WOOGIE 1949-1947

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 フレディ・スラックはブギ・ウギ旋風真っ只中の30年代後半から40年代後半にかけて活躍した白人のブギ・ウギ・ピアニスト。日本ではあまり知られていないが、ブルース・ファンならティー・ボーン・ウォーカーの『I Got A Break, Baby』や『Mean Old World』のピアニストと言えば、あっそうかと思い出すかもしれない。  

 1910年、ウィスコンシン生まれだが、17歳のとき家族と共にシカゴに移住。そして、21歳のとき西海岸へ移り住みロスで音楽活動を開始、ベン・ポラック楽団でレコーディング・デビューした。ポラック楽団での演奏を聴いたジミー・ドーシーに引き抜かれてドーシー楽団に参加。ドーシー楽団には2年以上在籍したが、ドラマーのレイ・マッキンリーがドーシー楽団を脱退してトロンボーン奏者ウィル・ブラッドリーとコンボを結成した際、スラックも誘われて参加することになるが、41年にはそこを脱退。42年にはキャピトルと契約、同レーベルでの最初のセッションで吹込んだエラ・メイ・モースとの『Cow Cow Boogie』が大ヒット。そのヒットがキャピトルをメジャー・レーベルに押し上げる原動力のひとつとなったという。

 さて、このCDにはウィル・ブラッドリー名義のコロムビア録音7曲、ジョー・ターナー名義のデッカ録音2曲、ティー・ボーン・ウォーカーのキャピトル録音2曲などに、エラ・メイ・モースとの共演を含むスラックのキャピトル録音16曲という全27曲が収録されている。

 ウィル・ブラッドリー時代の音源では、なんといっても『Beat Me Daddy Eight To The Bar Part 1 & 2』がカッコいい。この手の白人ビッグ・バンド系のブギ・ウギは軟弱と昔はバカにしていたが、今ではけっこういいなと思ってしまうから不思議だ。それだけこちらが丸くなったのだろうか。とはいえ、これはこれでグルーヴ感満点で、じつにシャレていると思う。ジョー・ターナーのデッカ録音2曲『Blues On Central Avenue』、『Sun Risin’ Blues』は、フレディ・スラック・トリオの伴奏によるもので、ギターはアル・ヘンドリックスン。いいギター弾いてます。インストの『Riffette』では、思わず「ちょう気持ちいい~」と叫びたくなるよなティー・ボーン・ウォーカーの素晴らしいギター・ソロがフィーチャーされている。こういうスウィング・ジャズ・ナンバーで聴くティー・ボーンのソロというのも違和感なく、また格別の味わいだ。45年キャピトル録音、スラックのブギ・ピアノ全開の『Beverly Boogie』、『Rib Joint』でフィーチャーされるレモ・パルミエリのギターがまた素晴らしい。ピアノ、ギター、ベース、ドラムスというシンプルな編成で演奏だけに、なおさらピアノとギターが際立っている。また、ブギをベースにしながらもオーケストラがクールな展開を見せる『Strange Cargo』なども新鮮だ。それにしても、『Blackout Boogie』の最後に出てくる叫び声はいったいなんなのだろうか?

 フレディ・スラックのCDは他にモザイクの3枚組があるが、ちと値段が張るのでとりあえずはこの英盤で我慢というか、これでじゅうぶんでしょう。

FREDDIE SLACK – MR.FREDDIE’S BOOGIE WOOGIE 1949-1947 (GVC GVC-1002) ‘08
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LES FRERES FERRET – Les Gitans De Paris


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 いやぁ、突然こんなのが発売されるなんてビックリ!待った甲斐がありました。フランスのいわゆるジプシー・スウィング系ギタリスト兄弟、バロ、サラーヌ、マテロのフェレ3兄弟のヴィンテージ音源が3枚組で全65曲。音源はコロムビア、スウィング、オデオン、パテ、ABC、パシフィック、RCA などで、いままで断片的に何曲かはCD化されていたが、これだけまとめられたのはもちろん初めて。3人各自のリーダー録音のほか、アコーディオン奏者ギュス・ヴィズールやトノー・ミュレナの録音に付き合った音源なども含まれている。おまけに50ページ弱のブックレットには見たこともない珍しい写真も多く収録されている。ジプシー・スウィング的な演奏も文句なしに素晴らしいが、クラリネットやヴィブラフォンを入れたマテロ・フェレ名義のスウィンギーかつクールな演奏にも大きな魅力を感じる。チャーリー・クリスチャンが参加したエドモンド・ホールのブルーノート録音を髣髴させるといっても大げさじゃない。まさに待ちに待ったリイシューといえる。やったぁ~!

LES FRERES FERRET – Baro, Sarane, Matelo 1938-56 (Fremeaux & Associes FA-5247) 3CD

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CHUCK MILLER – VIM VAM VAMOOSE


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 チャック・ミラーはブギを得意とする白人のピアノ弾き語りシンガー。基本的にドラムス、ベースを従えたトリオ編成だが、ギターが加わったり、ホーン・セクションがバックに付くナンバーもある。ベースはデイヴ・キャヴァノーのバンドにいたロバート・ダグラスという人で、アレンジも担当。50年代初めにキャヴァノーがキャピトル・レコードのA&Rの職に付き、そのつてでキャピトルと契約、数枚のシングルを発売した。このCDにはキャピトル2曲、マーキュリー25曲、インペリアル8曲という合計35曲が収められている。録音は50年代初めから後半にかけてと思われる。ライナーによると、ミラーはビング・クロスビーとディーン・マーティンの影響を受けたとあるが、ナット・キング・コールからの影響も当然あるだろう。また、ブギに関していえば、黒人のブギ・ピアニストよりも、白人のフレディ・スラックpianoやウィル・ブラッドリーtrombone あたりの影響が強いのではないだろうか。

 『Hopahula Boogie』、『The House Of Blue Lights』、『Boogie Blues』、『Cool It Baby』、『Vin Vam Vamoose』、『Cow Cow Boogie』、『Down The Road A-Piece』などアップテンポのブギ・ナンバーがなんといっても最高にカッコいい。『Re-Enlistment Blues』はフランク・シナトラ主演の映画「地上より永遠に」”From Here To Eternity” のなかでマール・トラヴィスが唄っていたナンバーだが、チャック・ミラーは意表をつくジャズっぽいアレンジで唄っている。ルイ・ジョーダンの『G.I.Jive』や『Saturday Night Fish Fry』のクールなアレンジもいい。ジェリー・リー・ルイスなんかチャック・ミラーから影響を受けたんじゃないかと思ってしまうが、実際のとこどうなんだろう。ちなみにCDはこれが初ではなく、以前スパークルトーンというレーベルからも発売されていた。

CHUCK MILLER – VIM VAM VAMOOSE (GVC GVC-1003) ‘08

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11月21日、ガロート・コーヒーのイヴェント

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(photo by mr.pei)

 21日(土)は大阪が誇る女子三人のクレツマー系バンド、「イノウラトモエ」のライヴ(@昭和町ガロート・コーヒー)で、皿回し(いわゆるDJの真似事)をさせて頂いた。何しろこういうことは初体験なもので、いろいろお聴き苦しい点もあったことと思います。また、今まで聴いたことのない変な音楽に戸惑われた方もいらっしゃったことでしょう。肝心の「イノウラトモエ」だが、とりわけ、ズィギー・エルマンの『Bublitchiki』には感動しました。ガロート・コーヒーのイヴェントでINCREDIBLY STRANGE なレコードを好き勝手にかけさせて頂いたことは光栄です、ほんと。
 ということで、昨日使用したレコードのプレイリストをアップしておきます。なにしろビール飲みながらで、曲順など正確ではないかもしれませんが、覚えている範囲でということで。また、『支那の夜』を3ヴァージョンもかけるという暴挙に出たことをお許しください。
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①フゥー - ヨルゲン・イングマン
②国境の南 - ピアニカ前田
②支那の夜 - キム・シスターズ
③ゲイシャ(支那の夜) - ポンシー・ウォラヌット
④ループ・ロウー・トン・パイ - ブッパー・サーイチョン
⑤イン・マオ・イン・マン - ブッパー・サーイチョン
⑥サーオ・チンタラー - チンタラー・プーンラープ
⑦ニッティ・グリッティ - サー・ダグラス・クインテット
⑧次郎長三国志 - 寺内タケシとブルー・ジーンズ
⑨支那の夜 - ディック・カーレス
⑩ラック・アー・ヤー・クリアット・コン・マオ - ブッパー・サーイチョン
⑪マオ・ルーク・ディアオ - ブッパー・サーイチョン
⑫チャン・キアン・ター - ブッパー・サーイチョン
⑬ハート・チャイ・ライ・ラック - ブッパー・サーイチョン
⑭クラーオ・キーファー - ザ・サン・オブ・サイアム
⑮ゴー・マン・ゴー - スリム・ゲイラード
⑯ミシュガナ・マンボ - スリム・ゲイラード
⑰ビッグ・ノイズ・フロム・ウィネットカ - ローズ・マーフィ&スラム・ステュワート
⑱スティール・ギター・ラグ - スピーディ・ウェスト
実際にはもう少しかけましたが、これくらいで。

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ガロートのマスター&女将、ありがとうございました!おーきに!


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最近のヘヴィ・ローテイション


 急に冷え込んだりしてますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?京都は紅葉の季節を迎え、何処もかしこも観光客でごったがえしてるようです。さて、最近のヘヴィ・ローテイションCDは下記の通り。毎月、毎月、相も変わらず欲しいCDが次々と発売されてます。音楽業界不況下にあって、まだまだゴキゲンなCDが発売され続けているという状況にはホットさせられます。

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DON DRUMMOND – Memorial Album (Trojan 2705029) 2CD
 英トロージャンから突如発売された、スカのトロンボーン奏者ドン・ドラモンドの2枚組。自身のリーダー録音だけでなく、スカタライツ、リコ・ロドリゲス、ローランド・アルフォンソ、ババ・ブルックスなどの名義の録音や、シンガーのバックに参加した録音まで全49曲収録というもの。録音時期は1961年から69年。ドラモンドのドス黒トロンボーンが存分に味わえ、バックのオルガンもクール&グルーヴィで最高。ヴォーカル・デュオ、ドティ&ボニー名義の『Dearest』はどこかで聴いた曲だと思ったらミッキー&シルヴィアのナンバーだった。途中、間奏のエレキのソロは当然としても、こんな曲でもトロンボーンのソロが出てくるところが面白い。また、Marguerita & Baba Brooks 名義の変な曲『Woman A Come 』の、アフロともスカともつかないような摩訶不思議な雰囲気にぞっこんです。スカ~レゲーに関しては今までほとんどCDでは聴いてこなかったが、これをきっかけにスカのCD購入が加速するかもしれない。来年はトロージャンからミリー・スモールのオフィシャル・リイシューも発売されるというから楽しみ!

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RUSS GARCIA – Sounds In The Night (El Records ACMEM-160CD)
 ラス・ガルシアは50年代に活躍したムード音楽系のバンド・リーダー、アレンジャー。映画音楽なども手掛けた人らしい。ガルシアといえば、58年にリバティから発売されたアルバム「ファンタスティカ」(東芝でCD化、廃盤)の評価が高いが、英国エル・レコードからリイシューされたこの「サウンズ・イン・ザ・ナイト」もそれに劣らずいい。アルバム・クレジットはRUSS GARCIA , HIS VOCAL CHOIR AND ORCHESTRAとなっている。いわゆるスキャット・コーラス系の軽いラウンジ・ミュージックだが、夜をテーマにしたアルバムということもあって、どこか淋しげな哀愁感が漂う。この種のアルバムのなかでも名盤といっていいんじゃないかな。とりわけ、6曲目『I Get A Kick Out Of You』と12曲目『Wow』は必殺ナンバー!オリジナルは12曲だが、このCDはデニス・ファーノンのアルバム「Mother Magoo Suite」をくっつけて2イン1という形にしてある。前半の雰囲気を壊すわけでもないし、まあ、これは正解だったといえるかな。個人的には今年聴いたCDのなかでも上位にランクされるものだ。

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V.A. – THE SOUND OF WONDER (b-music BMS-012)
 これは60年代から70年代のパキスタン映画のサントラのなかから「使える」曲ばかりを英国のDJチームが選曲したというコンピ。こういうツマミ食い的な聴き方には疑問がないわけではないが、古い音源から面白いモノを発掘しようという姿勢自体は評価できる。ただ、そこからさらに掘り下げて聴いてみようという人がなかなかいないのが実態だろう。どちらかといえば古いタイプのシンガーと思っていたヌール・ジャハンのファンキーなナンバーが収められているのにはビックリ。インド映画のサントラもそうだけど、流行はなんでも取り入れる(というかパクるというか)貪欲さが魅力。
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ジョー・ミークの初期の仕事


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 トーネイドス、ジョン・レイトン、ハニーカムズなどのプロデュースで人気の高いイギリスのプロデューサー、ジョー・ミークの初期の仕事(主にエンジニアーとしての)を集めたコンピ。収録アーティストは、ロニー・ドネガンを筆頭にシャーリー・バッシー、クリス・バーバー、ハンフリー・リトルトン、リタ・ローザ、アッカー・ビルク、渋いところでペギー・シーガーとか。他はほとんど日本で知られていないアーティストばかり。初期の仕事ということで、ロニー・ドネガンあたりを除くと、我々におなじみの音源は皆無といっていいところが、逆にすごく新鮮であったりする。60年代になってからのプロデュース音源はいままで散々リイシューされてきたのだから、こんなのもありだろう。PYE/NIXA録音のビッグ・ビル・ブルーンジーとブラウニー・マギー&サニー・テリーや、カリプソのマイティ・テラー、ロード・インヴェイダーの音源にもジョー・ミークが絡んでいたのは今回初めて知った。

 いままでロニー・ドネガンという人には特別興味を持ったことはなかったのだが、高速でぶっ飛ばすフォークソング・カヴァー『Cumberland Gap』のなんとカッコいいこと!当時のメンバー、デニー・ライトの早弾きギターもすごい。また、ドネガンがライヴで観客を魅了する人であったことも、ライヴ音源の『Ella Speed』で窺い知ることができる。いや~、ロニー・ドネガン、見直しました!『Cumberland Gap』のシングルが欲しい!

V.A. – BAD PENNY BLUES: JOE MEEM THE EARLY YEARS (GVC GVC-2026) ‘09
曲目はこちら

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THEME TIME RADIO HOUR SEASON 2

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 ボブ・ディランがホスト役で出演したというラジオ番組"THEME TIME RADIO HOUR "。そこでオンエアされたナンバーを集めたというコンピの第2集。まず、曲目を見てビックリしたのは、クリス・パウエルの『I Come From Jamaica』が収録されていたこと。トランペッターのクリフォード・ブラウンの処女録音ということでも知られるエキゾ・ラテンR&Bナンバーだが、こんなのを持ってくるという選曲センスには脱帽だ。パウエルをもっと聴きたくなった人はクラシックスのCDを探してみるといい。もうひとつ驚いたのは、ビリー・ホリデイの『Gloomy Sunday』。じつはこれ、あの有名なフレンチ・シャンソンのダミアの『暗い日曜日』。この曲がアメリカで英詞で歌われていたなんて、不覚にも(というほどのことでもないが)いまのいままで知りませんでした。

 とにかく、いろいろと発見の多いコンピである。分厚いブックレットの曲目解説の執筆陣がこれまた豪華、ジョン・ブローヴン、スティーヴ・バーロウ、アレック・パラオ、トニー・ラッセル、チャーリー・ジレット、ビリー・ヴェラ、アル・クーパー、コリン・エスコット、テッド・キャロル・・・。うれしかったのは英エイスの創設者のひとり、テッド・キャロル爺がロス・ロボスを早くから評価していたってことだ。そのロス・ロボスは『One Time, One Night』を収録。この曲、何度聴いてもサイコー!横にいた大学生の娘が「なんか、すごく気持ちのええ曲やね・・・」と言っておりました。もう一度、ロス・ロボスを聴きなおそうかという気になってます。ロス・ロボス最高!テッド・キャロル最高!KEEP ON ROCKIN !

V.A. – THEME TIME RADIO HOUR SEASON 2 (Ace CDCH2-1225) '09

曲目はこちら
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SKEETS McDONALD – GOIN’ STEADY WITH THE BLUES

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 昨年ベア・ファミリーから待望のベスト盤が発売されたスキーツ・マクドナルドだが、今度は英国の話題(?)のレーベルから、またもやCDが1枚発売された。出るときは出るんですね。熊家族盤がベスト盤だったのに対し、こちらの英国盤はキャピトルのアルバム「Goin’ Steady With The Blues」の12曲にボーナス・トラック8曲をプラスしたもの。ちなみに、両者のダブリは10曲。エディ・コクランとジョー・メイフィスの2人によるギターのインター・プレイが聴けるロカビリーの傑作、「You Ought To See Grandma Rock」と「Heart-Breakin’ Mama」はどちらの盤にも収められているので、初めての方はどちらを買われてもいいのではないかと思う。ジャケは英盤ほうが格段にカッコいいが。

 さて、本盤のメインは1958年発売のアルバム「Goin’ Steady With The Blues」。その唄いぶりはあまり泥臭くなく、クールであっさりしているので聴き易い(と思う)。3曲目「Yard And A Half Blues」では、冒頭から“yeah good morning blues, blues how do you do..”という唄いだしで思わずニャッとさせられる。作者は当時の売れっ子ライター、ハーラン・ハワードだが、レッドベリーの歌かなんかでこのフレーズを聞き覚えたのだろうか。全体的にバックのサウンドはあくまでもギター中心といった感じのシンプルな作りで、脅威の早弾きギタリスト、ジョー・メイフィスによるバッキングがじつに良い。メイフィスはインスト・ナンバーでのアクロバットのような早弾きもすごいが、シンガーのバッキングにおけるクールなプレイも最高だ。ポップな感覚の『Hawaiian Sea Breeze』、ムーン・マリカンのヒット曲カヴァー『I’ll Sail My Ship Alone』、ハンク・ウィリアムズの『Lost Highway』もじつにいい。このアルバム、80年代に一度フランスEMI からアナログ・リイシューが出たことがある以外、再発はなかった(熊家族のボックス・セットは除く)。こうやって一枚もので手軽に聴けるようになったのはうれしい。

SKEETS McDONALD – GOIN’ STEADY WITH THE BLUES (Righteous PSALM-23.15) ‘09
Goin’ Steady With The Blues / Gone And Left Me Blues / Yard And A Half Blues / You’re There / Hawaiian Sea Breeze / Tomorrow Never Comes / Blues In My Mind / My Room Is Crowed / I’ll Sail My Ship Alone / Lost Highway / I’m Sorry Now / Forth Worth Jail / BONUS TRACKS: You Ought To See Grandma Rock / Heart-Breaking Mama / You Better Not Go / Don’t Push Me Too Far / I’m Countin’ / Mean And Evil Blues / The Tattooed Lady / Birthday Cake Boogie

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ミルトーンのカートゥーン・レーベル


 ここ数年にわたって頑張ってきたアクロバット・レーベルだが、このところの不況のあおりかどうかわからないが少し前に活動を停止してしまった。現在のところ旧リリースはまだ入手可能のようであるが、いずれはなくなるものと思われる。しかし、このご時世だけに再プレスはないだろう。
 さて、昨年発売のコンピ「Roy Milton’s Miltone Records Story」はうれしいリリースだった。ミルトーンといえばロイ・ミルトンが短期間のあいだ経営していたレーベルであるが、SPレコードのレーベルに挿絵をあしらった、いわゆるカートゥーン・レーベルが有名だ。この挿絵に魅せられてミルトーンのSPを集めた人もいるだろう。アクロバット盤コンピのブックレットにはそのカートゥーン・レーベルがカラーで多数掲載されているが、それは実際にCDを買ったひとの目にしか触れないので、ここに公開しておこう。それにしても素晴らしい挿絵だ!

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ROY MILTON'S MILTONE RECORDS STORY (Acrobat ADDCD-3016) '08
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