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Songs The Holy Modal Rounders Taught Me


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 クランプスがカヴァーした曲のオリジナルを集めたコンピに「Songs The Cramps Taught Us」というのがあったが、わたしの場合さしずめ「Songs The Holy Modal Rounders Taught Me」ということになるだろうか。ホリー・モーダル・ラウンダーズから教えてもらった歌はじつに多い。Peter Stampfel のフィドル、バンジョー、ヴォーカル、それにSteve Weber のギターとヴォーカルというたった2人のグループだが、人を喰ったようなユーモラスな唄とシンプルな演奏で、同じオールド・タイミー音楽を取り上げても、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのように生真面目で学究肌にならないところがいい。プレスティッジから発売された彼らにファーストとセカンドはオールド・タイミーな歌の宝庫だ。

 ホリー・モーダルは2枚目のアルバム「The Holy Modal Rounders / 2」(Prestige PR7410) をまず最初に入手した。大阪は梅田の阪急東通商店街にあったレコード店「LPコーナー」で購入したことをはっきりと憶えている。なぜそのときこのアルバムを買ったのか記憶にないが、それ以前にファッグスの1枚目のアルバム「The Fugs First Album」は手に入れて聴いていた。そのメンバーのなかにホリー・モーダルのふたりが参加していたことで、興味を持ったのかもしれない。オールド・タイミーを取り上げるようなグループが、当時としては前衛ともいえたファッグスのようなバンドにも在籍していたのは興味深い。内に秘めたるラディカルな姿勢とでもいうか、きっとそんなところにも惹かれたんだろう。

 アルバム「The Holy Modal Rounders / 2」に収録されているのは次の13曲。
①Flop Eared Mule ②Black Eyed Susie ③Sail Away Ladies ④Clinch Mountain Backstep ⑤Fishing Blues ⑥Statesboro Blues ⑦Junko Partner ⑧Mole In The Ground ⑨Hot Corn, Cold Corn ⑩Down The Old Plank Road ⑪Chevrolet Six ⑫Crowley Waltz ⑬Bully Of The Town

 これらの曲のルーツ探しを意識してやったわけじゃないのに、昔に吹き込まれたヴァージョン(元ネタ?)とは、ブルースやオールド・タイミーを聴き込んでいくうちに、ごく自然にめぐりあえた。例えば『Flop Eared Mule』はグレイスン&ホイッター、『Fishing Blues』はヘンリー・トーマス、『Sail Away Ladies』と『Down The Old Plank Road』はアンクル・デイブ・メイコン、『Statesboro Blues』はブラインド・ウィリー・マクテル、『Mole In The Ground』はバスコム・ラマー・ランスフォード、『Chevrolet Six』はフランク・ハッチスン、そして『Junko Partner』はウィー・ウイリー・ウェインというふうに。フォークウェイズの有名なボックス・セット「Anthology Of American Folk Music」に収録されているものもあった。オールド・タイミー・ナンバーのなかに、ニューオーリンズの『Junko Partner』が入っているところがじつにユニークだ。思えばこのアルバムには随分と感化されたものだ。これ以外のホリー・モーダルのアルバム、例えばファーストやエレクトラ盤「Moray Eels Eat The Holy Modal Rounders」(アシッド・フォークの傑作!)も同様だ。

CD: HOLY MODAL ROUNDERS – 1 & 2 (Big Beat CDWIKD-176) ‘98

cdwikd176.gif  cdwikd119.gif
コメント(2) 

コメント 2

早川

The Fugs First Alubum のプロデゥーサーはHarry Smithです。
by 早川 (2009-12-27 22:13) 

t-42

ありがとうございます!
by t-42 (2009-12-30 21:46) 

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